日展理事長
東京藝術大学 名誉教授
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育英事業
2025.10.29 育英
パブリックアートの振興と、そのための人材育成を目的に、将来が嘱望される日本と海外の美術・芸術系の学部を有する大学の学生に奨学金を給付しています。現在、国内13校、海外7カ国12校の計25校が対象で、海外はアジア、米国、欧州にわたっています。奨学金は年間30万円。過去46年間で国内外あわせて延べ915人に対し、総額2億円以上の奨学金を給付しています。
パブリックアートの振興・普及を進めてきた当協会は1980年、これからのパブリックアートを担っていく若手芸術家を育てていこうと、奨学金制度「瀧冨士美術賞」を創設しました。91年には対象を国外の美術・芸術系の学部を有する大学にも広げ、「国際瀧冨士美術賞」と改称しました。現在の参加校は国内13校、海外7カ国12校となります。2025年までの46年間に計915人の学生が奨学金を受けました。過去の受賞者には芸術家や指導者として活躍されている方もおり、その中には青木野枝(1期)、奈良美智(5期)、ヤノベケンジ(9期)、小谷元彦(15期)の各氏もおられます。
| 受賞者 総数 | 915名 (46期 24名) |
|---|---|
| 給付総額 | 2億6560万円 (46期 6,400,000円) |
| 対象校 |
|
2025年10月現在
| グランプリ・優秀賞 | 佐藤 颯真 | 愛知県立芸術大学(日本) |
|---|---|---|
| 国際グランプリ・優秀賞 | パク ユチェ | ソウル大学校 (韓国) |
| 優秀賞 | 勝間田 月乃 | 沖縄県立芸術大学(日本) |
| 松山 丈竜 | 金沢美術工芸大学(日本) | |
| 前田 直花 | 京都市立芸術大学(日本) | |
| 松森 弘明 | 京都芸術大学(日本) | |
| 谷口 木葉 | 女子美術大学(日本) | |
| 原 琴音 | 多摩美術大学(日本) | |
| 白川 深紅 | 東京藝術大学(日本) | |
| 平田 蒼 | 東京造形大学(日本) | |
| 榮村 莉玖 | 東北芸術工科大学(日本) | |
| 上杉 莉子 | 日本大学(日本) | |
| 五島 隆大 | 広島市立大学(日本) | |
| 竹村 春風 | 武蔵野美術大学(日本) | |
| グオ トン | 清華大学美術学院(中国) | |
| ティリシャ セルバラージ | ラサール芸術大学(シンガポール) | |
| ギレルム フェレイラ デ オリヴェイラ | パリ国立高等美術学校(フランス) | |
| リンダ ヘルマン | ベルリン芸術大学(ドイツ) | |
| ベネディクト ダグラス-スコット | ロンドン芸術大学(イギリス) | |
| ユーシン ルオ | アートセンターカレッジオブデザイン(アメリカ) | |
| 特別賞 | 天野 紘寿 | 京都市立芸術大学(日本) |
| 吉田 朗人 | 武蔵野美術大学(日本) | |
| パク ヒュンジン | 梨花女子大学校(韓国) | |
| ヤコブ ヴュルテンベルガー | シュトゥットガルト公立美術アカデミー(ドイツ) |
※グランプリは、優秀賞受賞者の中から選ばれます。
第46期 国際瀧冨士美術賞の審査は、7月16日の第一次審査を経て、9月17日に本審査会が行われました。本審査の結果、日本からは優秀賞13名、特別賞2名が決まり、海外は韓国、中国、シンガポール、フランス、ドイツ、イギリス、アメリカの7カ国から、優秀賞に7名、特別賞に2名が選ばれました。また、優秀賞の中で特に優れた授賞者に送られるグランプリには愛知県立芸術大学・佐藤 颯真さん、国際グランプリにはソウル大学校・パク ユチェさんが選ばれました。
| ■募集人数 | 20名程度 ※審査員が厳正審査の上決定します。 |
|---|---|
| ■資格 | 当協会が指定した美術・芸術系の学部を有する大学第4学年在籍(大学院・通信教育過程を除く)で、主に絵画・彫刻・デザイン・建築・現代美術(映像表現も含む)のいずれかの分野を専攻し、当協会の活動およびパブリックアートに関心がある者。 ※対象大学・学部は下記の「第46期 募集要項」 PDFでご確認ください。 |
| ■副賞 | 奨学金30万円を一括給費(銀行振込) |
※必ず下記のPDFにて詳細をご確認ください。なお、応募作品は原則返却いたしません。
「第46期 募集要項」PDFダウンロード(PDF: 1.6MB) 応募内容についてよくあるご質問(PDF: 677KB) キャプションラベルPDFダウンロード(PDF: 30KB)
野口 俊介
のぐち しゅんすけ
画家