TOP パブリックアート事業 作品紹介 躍動の杜
ステンドグラス「躍動の杜」 原画・監修:山下良平
東京メトロ銀座線 外苑前駅 4a出口付近 2020年10月16日完成 原画を見る
山下良平現代絵師 スポーツの杜として知られる明治神宮外苑は世界中から感動を求めて人々が集い歓喜する場所です。
本ステンドグラスは銀杏並木道を全速力で駆け抜けるスプリンターを中心に鑑賞者がスポーツの世界へと吸い込まれていくような感覚になることを目指して絵作りしました。
訪れる人々を本物のスポーツの感動へいざなうアートとして存在し、親しまれ続けることを願っています。
伊藤忠商事株式会社 代表取締役専務執行役員 CAO
小林 文彦
この度、リニューアルした銀座線・外苑前駅に、現代絵師と称され、「躍動」を一貫したテーマにアート作品を制作する画家 山下良平先生の作品でパブリックアートに協賛させていただきましたこと、誠に光栄に存じます。
外苑前駅のある明治神宮外苑エリアはいちょう並木などの緑や木々が色鮮やかな都内でも有数の人気スポットです。また、新国立競技場や秩父宮ラグビー場、明治神宮野球場など日本屈指のスポーツ施設を有しており、『スポーツの杜』として親しまれています。
伊藤忠商事は、今年創業162年目、青山の地に本社を構え40年を迎えます。社内の窓からこの景色を見ながらその美しさと静寂を感じる一方、スポーツ観戦をする人々の興奮と熱狂による神宮外苑エリアの光景はまさに「躍動」そのものです。
本作品はステンドグラスに塗り重ねられた絵具の質感により、目に見えないモノの動きや気配を見事に表現した躍動感と色使いが印象的です。タイトルの「躍動の杜」のとおり、スプリンター達が目の前で実際に駆け抜けているかのような臨場感のある空間を生み出し、外苑前に訪れる人々が最初に本作品に触れることで、その後待っている体験への期待が増すことでしょう。
制作・設置にあたっては、山下先生をはじめ、株式会社N K B 様、クレアーレ熱海ゆがわら工房様、東京地下鉄株式会社様のご尽力により実現出来ました事、心より感謝申し上げます。
新しく生まれ変わった外苑前駅の新たなシンボルとして本作品が末永く愛され、外苑前駅と共に皆さまが末永く繁栄されることを心よりお祈り申し上げます。
今後とも、この地で育てて頂いた伊藤忠商事へのご愛顧賜りますよう宜しくお願いいたします。
東京地下鉄株式会社 代表取締役社長
山村 明義
このたび、伊藤忠商事株式会社様のご協賛により、リニューアルした銀座線外苑前駅4a出口付近に、スポーツやアスリートに特化した表現で注目を集めている現代絵師・山下良平先生に制作いただいた原画によるステンドグラス「躍動の杜」を設置いたしました。山下良平先生をはじめ、ステンドグラスの製作・設置にご尽力いただきました関係の皆様に、心から感謝申し上げます。
東京メトロでは、「伝統× 先端の融合」の路線コンセプトのもと、駅の改装、新型車両の導入、ホームドア設置など、銀座線リニューアルの様々な施策を進めております。1927(昭和2)年12月30日に東洋初の地下鉄として浅草駅~ 上野駅間が開通してから、90周年を迎えた2017年に下町エリア(浅草~神田)のリニューアルを終え、この度、商業エリア(日本橋、京橋)、銀座エリア(銀座)、トレンドエリア(青山一丁目、外苑前)の5駅が完成しました。外苑前駅は、新国立競技場や秩父宮ラグビー場、神宮球場の最寄り駅として「スポーツの杜」をコンセプトに新しい駅へと生まれ変わっております。当社はまた、前身の営団地下鉄の時代からゆとりと潤いのある文化的空間の創造のために、駅空間へのアート導入にも取り組んで参りました。そして現在も、駅の新設やリニューアルに合わせてパブリックアートの設置を推進しております。
伊藤忠商事株式会社様はアートを通じた地域貢献や芸術文化の振興に積極的に取り組まれているとお聞きしており、躍動感あふれる素晴らしい山下良平先生パブリックアート作品の設置にご協賛いただきましたことに深く感謝申し上げます。そしてこの作品が「スポーツの杜」をテーマにリニューアルした外苑前駅の新たなシンボルとして、多くの皆様に末永く愛されることを願っております。
公益財団法人日本交通文化協会 理事長
滝久雄
このたび東京メトロ銀座線「外苑前駅」に、山下良平先生の原画を基にしたパブリックアートのステンドグラス作品「躍動の杜」が完成しました。心よりお喜び申し上げます。
外苑前駅はスポーツの杜として親しまれている神宮外苑の玄関口にあたります。銀杏並木が象徴する緑豊かな環境を擁する神宮外苑は、神宮球場、軟式野球場、公園、ピクニック・パーク、絵画館などが点在し、多くのスポーツ愛好家や学生、恋人、家族連れにとって憩いの場所です。
その人たちが駅の改札を抜けてまず目にするのがこのステンドグラス作品です。躍動する筋肉、バネのようにしなる腕、飛翔する体躯……。スピード感いっぱいの画面からは人々の歓声が聞こえてきそうです。勤めに急ぐ人たちも、この作品を目にすると「今度の休みには運動をしよう」「神宮外苑に子供を遊びに連れて行こう」という気持ちにいざなわれるのではないでしょうか。
この素晴らしい作品の原画を描いて下さった山下先生には「クレアーレ熱海ゆがわら工房」(静岡県熱海市泉)に来ていただいて、ステンドグラスの絵付けに加え監修をしていただきました。先生のダイナミズム溢れる絵が透明感あるステンドグラスと融合することで、新しい付加価値が加わったように感じます。
アートによって潤いある街を作りたいと、私は50年近くにわたり、駅や空港、学校などの公共空間にパブリックアート作品を設置してきました。今回は545作品目となるもので、東京地下鉄株式会社様、ご協賛いただいた伊藤忠商事株式会社様など関係者の皆様に厚くお礼を申し上げたいと思います。この作品が末永く愛されることを祈っております。
ステンドグラス
2008年 4月
パサージュ青山
「(無題)」 (245m)
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ステンドグラス
2020年 10月16日
東京メトロ銀座線青山一丁目駅
「みんな友だち」 (620m)
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