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大分空港「福田平八郎賛歌『青柿』響きあう色と形」
ふくだへいはちろうさんか あおがき ひびきあういろとかたち
陶板レリーフ

陶板レリーフ「福田平八郎賛歌『青柿』響きあう色と形」 原画:福田平八郎 (中央)「青柿」 1938年 京都市美術館蔵 (左右)「漣」(重要文化財) 1932年 大阪新美術館建設準備室蔵
大分空港 旅客ターミナルビル2階出発ロビー 2017年3月5日完成 ※この作品は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け整備されたものです。 原画を見る

制作風景

制作ノート

大分市出身の日本画家・福田平八郎(1892-1974)は、写実をベースに、鮮やかな色彩と単純化された形による独自の装飾的作風を確立し、大正から昭和にかけて日本画壇を代表する巨匠のひとりとして活躍しました。この壁画は、福田が郷里の大分で描いたスケッチを元に制作した「青柿(あおがき)」という日本画を、陶板で立体的に表現したものです。左右には、風に揺らぐ水面をとらえた福田の代表作「漣(さざなみ)」が部分的に添えられています。
自然の息吹きを鮮やかに写し出す福田の造形世界を、量感あふれる陶板レリーフでお楽しみください。

作品によせて

大分県知事
広瀬勝貞
このたび、公益財団法人日本交通文化協会のご協力により、大分空港旅客ターミナルビル2階出発ロビーに、大分県ご出身で日本を代表する日本画家、福田平八郎先生の原画をもとに制作された「青柿」と「漣」を題材とした陶板レリーフが設置されることになりました。作品の制作、設置にご尽力いただきました関係者の皆様方に対しまして、深く感謝申し上げます。
中央に位置する「青柿」は色づく前の柿の一枝を大胆にクローズアップし、明快な色と形で表現されたものであり、福田氏が郷里の大分で描いたスケッチをもとに制作した日本画です。その左右には風に揺らぐ水面の模様をとらえた福田氏の代表作「漣」が部分的に添えられています。大分県民はもとより、この陶板の設置により、大分空港が一層魅力的で誰からも末永く愛されるものと期待しているところです。
大分空港は、今年開港60周年を迎えます。国内線の路線の充実に加え、国際線においては、特に台湾からの誘致に積極的に取り組んでおり、台中と大分間の定期チャーター便の実績を積む中で早期の定期便の開設につながるよう取り組んでいます。
大分県としても、今後も空港利用者の利便性向上に努め、皆様に愛され、親しまれる空港として発展させていきたいと思っていますので、引き続きご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

公益財団法人日本交通文化協会 理事長
滝久雄
日本交通文化協会は、1948年の設立以来、芸術・文化の振興のために積極的な取り組みを続けてきました。事業の柱となっているのは、「交通総合文化展」に代表される展覧会事業、「瀧冨士基金」「国際瀧冨士美術賞」に代表される育英事業、そしてパブリックアートの普及・振興事業です。
それらの事業に取り組む私たちの思いを代弁してくれる言葉があります。ハーバート・リードの『芸術の意味』の中に記された次の一文です。
「今、我々に欠けているのは芸術家ではない。大衆である。芸術に意識を持つ大衆ではない。無意識的に芸術的な大衆である。」
私たちは、公共の空間に存在するステンドグラスや陶板レリーフ等によるアート作品によって、「誰もが無意識的に芸術に触れられる環境」をつくり、ゆとりや潤いのある社会を実現する一助になることを願って事業を続けています。
パブリックアートが持つ意義に共感いただきご協力くださった多くの皆様に深く感謝いたします。
これからもパブリックアートの普及、その基盤となる「1%フォー・アーツ」制度化の推進をはじめ、当協会の取り組みに変わらぬご理解とご協力をお願いいたします。

作品データ

原画福田平八郎 企画日本交通文化協会
場所大分空港 旅客ターミナルビル2階出発ロビー マップ 製作クレアーレ熱海ゆがわら工房
設置時期2017年 3月5日 協賛日本宝くじ協会
種類陶板レリーフ ニュース陶板レリーフ「福田平八郎賛歌『青柿』響きあう色と形」大分空港にお目見え
サイズたて 2.75m × よこ 9.00m
キーワード青柿、漣、宝くじ社会貢献広報事業

作品データ

原画福田平八郎
場所大分空港 旅客ターミナルビル2階出発ロビー マップ
設置時期2017年3月5日
種類陶板レリーフ
サイズたて 2.75m × よこ 9.00m
キーワード青柿、漣、宝くじ社会貢献広報事業
企画日本交通文化協会
製作クレアーレ熱海ゆがわら工房
協賛日本宝くじ協会
ニュース陶板レリーフ「福田平八郎賛歌『青柿』響きあう色と形」大分空港にお目見え

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