TOP パブリックアート事業 作品紹介 そらの港
ステンドグラス「そらの港」 原画・監修:野見山暁治
福岡空港 国際線ターミナルビル3Fロビー 2013年1月29日完成
※この作品は、宝くじの社会貢献広報事業として助成を受け整備されたものです。 原画を見る
野見山暁治洋画家見たこともない貝殻模様のスカーフに、
鮮やかな彩りの布で身を包み、
たゆたゆと、あるいは大股に、行き交う人たち。
いったい何處から、ここに舞いおりてきたのだろう。
果てしない天空に攫(さら)われ、
太陽の回転に逆(さか)らって、
夜が明けても夜、昼が過ぎても昼のまま。
やがて浮遊する雲の層にまぎれて、
ようやくにもこの地点に還されたのだ。
飛びたつ前よりも、しっかりと両脚を踏みしめているが、
ここはまだ大地ではない。
ましてや天空でもない不思議な空間、そらの港。
様々な国から多くの人が降り立ち、旅の楽しみに胸を膨らませる国際空港を表現しており、画伯自らが微妙なタッチをガラスに描画し、野見山画伯の世界を再現しました。ステンドグラスのガラスはひとつずつ手作りで作られたドイツ製アンティークグラスで、作品全体で約100種類・約3000ピースを使用しています。原画のダイナミックさを損なわないよう、ガラスを切り分ける線、白色部分のガラスの色にこだわりました。白色部分だけでも10数種類のアンティークグラスを用いています。ガラス一つ一つの表面にある微妙な表情が美しい映り込みを描き出し、彩りあふれる光の空間を作り出します。
ダルドヴェール
1995年 4月
福岡市 東平尾公園
「(無題)」 (1.9km)
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ステンドグラス
2011年 3月
JR九州 博多駅
「海の向こうから」 (2.3km)
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