TOP パブリックアート事業 作品紹介 泡沫 utakata
陶板レリーフ「泡沫 utakata」 原画・監修:日比野克彦
東急キャピトルタワー 地下入口前 (東京メトロ銀座線・南北線 溜池山王駅5番出口付近) 2010年10月22日完成 原画を見る
日比野克彦アーティスト、東京藝術大学 学長 隈研吾がデザイン監修した東急キャピトルタワー(入居テナントザ・キャピトルホテル東急他)は日本庭園が自慢であることから、そこへと繋がる、飛び石をイメージとした絵を描き、それを焼き物に。その絵を焼き物にする行程の中で今回ちょっとこだわったというか、遊んだ部分がひとつある。それは絵を描いたベースが段ボールであるので、その段ボールの表情も焼き物に出来ないかというたくらみであった。工房のスタッフといろいろ話して、段ボールのエッジとか、逆に柔らかい部分とか、小口のナミナミの部分とかを土で再現して、やってみることに。粘土の段階では重いかんじであったが、絵付けして焼いてみたら、これがうまいこと段ボールの質感をだしながら焼き物の風合いが出た作品となった。(日比野克彦日々の新聞 http://www.hibinoshinbun.com/files/hibino/day_after_tomorrow/90.html より)
2010年10月22日、ザ・キャピトルホテル東急が東急キャピトルタワー内に新しくオープンします。古くは魯山人が開いた星岡茶寮があったこの地は、大都市東京の中心にありながら、日枝神社の豊かな緑地に隣接しており、伝統と現代性の出会う場所となっています。
その伝統と現代性の融合を現すパブリックアート<泡沫 utakata>が、東急キャピトルタワーの地下入口前(東京メトロ溜池山王駅5番出口付近)に設置されました。原画・監修を行った日比野克彦氏は、ダンボールで制作した原画の質感を恒久的で日本の伝統的素材である陶を用いて表現しました。現代的なデザインと、陶の豊かで落ち着いた肌触り、二つの異質なものの出会いが、この場を行き交う人々をつなぎます。
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