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作品紹介
日月星花
陶板レリーフ「日月星花」 原画・監修:髙橋節郎 都営大江戸線 汐留駅 改札内通路壁面
2000年10月完成 ※「日本の鉄道―パブリックアート大賞」国土交通大臣賞受賞(2003年)
今回の壁画では、先生が使い慣れている漆を耐久性に優れる陶に置き換えて制作が進められた。原画に使われている漆をイメージした黒と金を陶板レリーフの上でどのように表現をするか、試行錯誤の中でさまざまな可能性を探り続けた。
当時のクレアーレ工房で使用していた黒釉は硬くて重い表情になり、透明感のある漆黒のイメージではなく、エッジのきいた流れる透明釉で質の高い黒を求めて研究が重ねられた。さらに、金色に関しては、陶への定着の難しさもあり、いろいろな種類や色合いの金の可能性を慎重に探り、ひとつひとつテストを繰り返した。
最終的には金箔の赤金を低温で焼き付け、汐留駅のテーマカラーである銀と白の空間の中に、漆黒の深さと金色の対比を生かした、時空を超えた世界をつくりあげた。
何万光年を超え森閑と輝く星座、そこを自由に羽ばたく鳥の姿が作家の心を映し出し、遠くの山並みは故郷・信州の山々を表す。都会の喧騒の中にある駅空間に静謐なインパクトを放つこの陶板レリーフは、人々の目をひきつけ、その空間をより洗練されたものにしている。人々はここでひととき、悠久の思いに心を馳せる。
ステンドグラス レリーフ
2019年 3月4日
ゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線) 新橋駅
「四季・東京ベイ」 (223m)
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ステンドグラス
1976年 10月1日
JR東日本 新橋駅
「くじゃく窓」 (351m)
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