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作品紹介
マルコポーロ東方見聞行
陶板レリーフ「マルコポーロ東方見聞行」 原画・監修:平山郁夫
仙台法務総合庁舎 ロビー 1989年7月完成 原画を見る
白馬に跨ったマルコポーロの勇姿。平山画伯が愛するシルクロードへの想いが、庁舎玄関ホールに凛とした品格を漂わせています。
俵谷利幸
1988年の夏、私は仙台高等検察庁に赴任し、庁舎の新営にあたることになりました。その新営に際して、庁舎壁面への陶板壁画の設置を思い立ち、平山郁夫先生に「マルコポーロ東方見聞行」、吉田左源二先生に「仙台幻想」、福井爽人先生に「陸奥早春」の壁画制作を依頼しました。制作はクレアーレ信楽工房にお願いし、信楽焼きの大作が完成、仙台庁舎玄関ホールを飾ることになりました。工房の皆様の努力によって、壁画は全てのブロックに一分の亀裂もなく完璧に制作され、1989年7月30日に完成しました。まさに天佑の想いでした。
これらの作品は仙台庁舎に栄光をもたらし、現在も職員に勇気と励ましを与えています。