TOP パブリックアート事業 作品紹介 こころ
ステンドグラス「こころ」 原画・監修:ルイ・フランセン
東武銀座ホテル(現在非展示) 1987年10月完成
結婚式場内にあるチャペルの祭壇の後でバックライトにより浮き上がる本作のガラスは、和紙のように見える白いオパールセントに揺らぐようなブルーのオパックグラス※のグラデーションが選ばれ、厳かな場にふさわしい厳粛な印象となっている。
二本の黄色い帯は主役の二人を、揺らぐブルーは二人のこころを繋ぐ大きな流れを表すようである。中心に据えられた十字架にもプリズマと呼ばれるジュエル調のガラスを嵌め込み、ステンドグラスと一体となって厳かな場を演出している。
※オパックグラス:不透明から半透明のグラデーションを持つアンティークグラス