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TOP 矢印 ニュース: 大阪モノレール 大阪空港駅の大型ステンドグラス作品完成

『生命の旅』公開

地元ゆかりの現代美術作家 ヤノベケンジ氏原画・監修

 

 当協会と大阪モノレール株式会社(大阪府吹田市、代表取締役社長:佐藤広章)は、一般財団法人日本宝くじ協会の「社会貢献広報事業」の助成を受け、大型ステンドグラスのパブリックアートを企画・制作しました。
 2025年開催の大阪・関西万博に向けた地域の活性化や賑わいをもたらす新たなシンボルとして、大阪モノレールの大阪空港駅改札外に常設し、2024年3月20日(水)から公開します。

生命の旅
生命の旅
大型ステンドグラス作品『生命の旅』

 作品のタイトルは《生命の旅》です。地元ゆかりの現代美術作家のヤノベケンジ氏が原画・監修を務め、約2カ月かけてオリジナルの原画を描き下ろした作品です。
 作品は、人々や若者の旅を見守る「旅の守り神」として制作された巨大な猫の《SHIP’S CAT》を中央にしてヤノベ氏が生み出した守り神や守護獣が8組描かれており、人々の旅を見守っています。8組のなかには、「太陽の塔」のオマージュである巨大な宇宙船に、無数の《SHIP’S CAT》が乗っている《LUCA号》が新たなキャラクターとして登場しています。ビックバンから現在まで生命を運ぶ象徴的な存在として誕生しました。
 「地球環境が厳しくなるこれからの時代の生命の旅は数多くの試練が待ち受けているかもしれません。だから、このステンドグラスには人々や生物に、猫のように寄り添って見守り、旅する勇気を与えて欲しい」というヤノベ氏の願いが込められています。

 大型ステンドグラスの製作は、原画をもとに、静岡県熱海市にあるクレアーレ熱海ゆがわら工房で、7人のステンドグラス職人によって製作されました。
 縦2.18メートル、横12.38メートルにもわたる大型のステンドグラスは、全52色2,032ピースにおよぶ手吹きのアンティークグラスで構成されています。
 多くのキャラクターが登場しているので、遠近感を意識して製作されています。背景には透明感のあるガラスを使用し、キャラクターには不透明なガラスを使用しています。不透明なガラスの中には、あえて透明なガラスに研磨剤を吹き付けるなどして(サンドブラスト)ガラスの表面をすりガラス状にしたものもあり、それがさらに奥行きを与えています。キャラクターの輪郭線にもこだわり、太く描くキャラクターとそうでないキャラクターを描き分けています。遠近感を表現しづらいステンドグラスでのチャレンジでした。
 また大きく描かれているキャラクターの目は、ガラスを重ねて溶かして熔着させて立体的にし、存在感のある目を演出しています。
 さらに、透明感のあるガラスを背景に使用していることで、降り注ぐ自然光が多く取り入れられ、床への反射を大きくし、行き交う人の目を楽しませます。

 作品を設置する大阪空港駅は、関西の玄関口である大阪国際(伊丹)空港と隣接した駅で、旅の起点となる場所のひとつです。「創作の原点は、幼少期の遊び場であった1970年の大阪万博会場跡地」と語るヤノベ氏が描く作品が、2025年大阪・関西万博のレガシーとなり、また旅の起点から人々に寄り添って見守り続けるシンボルになることを願っています。

 なお、本作品は日本交通文化協会が設置したパブリックアートの558作品目にあたり、当協会が企画、一般財団法人日本宝くじ協会の社会貢献広報事業の助成を受け整備されたもので、当協会から大阪モノレール株式会社に寄贈されました。

-『生命の旅』・キャラクター紹介-
《SHIP’S CAT》(2017~)
太古から船に乗せられ、特に大航海時代には、ネズミから貨物や船を守り、疫病を防ぎ、時に心を癒す友や危険を予知する守り神として、船員と一緒に世界中を旅した「船乗り猫」をモチーフにした猫の巨大彫刻。宇宙を航海する未来の希望を予兆し、安全や出会いを助ける守り神となって、混迷する世界においても、人々や若者の旅を導いて欲しいという願いが込められている。

《サン・シスター》(2015)
過去・現在・未来を見つめ、希望の象徴としての「輝く太陽」を右手に持ち大地に立つ巨大な少女像。《サン・チャイルド》の姉のような存在であり、世界中のすべての災害からの復興・再生を見守っている。

《アンガー・フロム・ザ・ボトム》(2013)
かつて井戸は自然の恵みや共同体の象徴であったが、ゴミと一緒に埋め立てられていった。井戸の龍神が怒り、化け物となって顔を出し、水を吹き出して降りることを繰り返す巨大彫刻。ビートたけしとの共作。

《ジャイアント・トらやん》(2005)
子どもの守護神として制作された全長7.2メートルのロボット型の巨大彫刻。眼を光らせてまばたきしたり、腰や手を振ったりして歌って踊る。また、子どもの声に反応して火を噴いたりする。

《KOMAINU ━Guardian Beasts━》(2019)
左右2体が1対となる「狛犬」をモチーフに、今日の地球環境の悪化、人類の分断や対立、国際紛争、感染症などから世界を守るための守護獣として制作された彫刻作品。

《サン・チャイルド》(2011-2012)
右手に希望を象徴する「小さな太陽」を持ち、左手にヘルメットを抱え、顔に傷があり絆創膏を貼りながらも、放射能の心配のない世界を取り戻した未来の姿を表した全6.2メートルの巨大な子ども像。

《ラッキードラゴン》(2009)
幸運をもたらす空想上の霊獣である龍を船に取り付けた、河川を回遊する彫刻作品。長い首を持ち上げ、炎や水を噴いたり、羽を広げたりすることができる。

新キャラクター《LUCA号》(2024)
「太陽の塔」のオマージュである巨大な宇宙船に無数の《SHIP’S CAT》が乗っている作品。ビックバンから現在まで生命を運ぶ象徴的な存在として誕生した。

 
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