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TOP 矢印 ニュース: 第70回「交通総合文化展2023」10月20日から開催

写真・俳句の公募優秀作品や著名芸術家の作品などを展示

交通総合文化展2023 ポスター
交通総合文化展2023ポスター
交通総合文化展2023ポスター

 当協会は「鉄道の日」実行委員会との共催で、駅を舞台に日本の芸術・文化と観光の振興を目的とした第70回「交通総合文化展2023」を、10月20日(金)から25日(水)までJR上野駅にて開催します。
 本展は1954年から続く歴史ある文化展で、10月14日の「鉄道の日」に合わせて開催しており、今年で70回目を迎えます。日本の交通や観光をテーマに全国から公募した写真・俳句の優秀作品を展示する「公募優秀作品展」、現代日本を代表する芸術家の作品展「溯瀧会(さくりょうかい)」、招待作家による作品展や当協会が推進しているパブリックアート、1%フォー・アートを紹介する「パブリックアート普及活動特別展」で構成されており、駅という多くの人が集まるパブリックなスペースで、誰でも気軽に文化・芸術に触れていただくことができます。また、今年は第70回という節目の年であることから、本展のこれまでの歴史もパネルで紹介します。

◎公募優秀作品展
 6月1日(木)から7月15日(土)の間、『伝えたい!日本の魅力』をキャッチフレーズに写真・俳句作品を一般募集しました。応募総数は、写真部門では949点、俳句部門では3,929点。審査員による厳正な審査のもと、選ばれた優秀な写真作品29点と俳句作品16点を「公募優秀作品展」として展示します。

◎溯瀧会
 現代日本を代表する芸術家の日本画、洋画、書などの作品が展示されます。「溯瀧会」には竜が急流をさかのぼるほどエネルギーに満ちた会、という意味が込められています。
 今年は、日本画界から中島 千波氏や平松 礼二氏、洋画界から文化勲章受章の野見山 暁治氏や絹谷 幸二氏など、各方面で活躍されている芸術家22名が、本展のため特別に制作した日本画、洋画、書などの新作を展示します。
 なお、長年にわたり新作をご出品いただいていた野見山 暁治氏が6月22日、佐野 ぬい氏が8月23日にご逝去されました。今回展示する両氏の絵は、今年の溯瀧会のため、お亡くなりになる前に描いてくださった作品です。

◎パブリックアート普及活動特別展
 駅や空港などのパブリックスペースにアート作品を設置し、より豊かな環境づくりを提案する当協会の取り組みを紹介する展示ブースです。
 当協会は 1972 年、鉄道開業 100 周年を記念して設置したステンドグラス「天地創造」(東京駅)以来、駅や空港などのパブリックスペースにアート作品を設置してきたことから、最近設置(移設を含む)した6つのパブリックアート作品をパネル展示します。また、公共工事費や公共建築費の1%をアートに充てる1%フォー・アートの法制化に対する取り組みや、有識者のコメントも紹介します。

◎招待作家の作品展示「パブリックアート作品展」
 2016年から毎年招待作家によるパブリックアート作品を展示、2017年からは当協会の育英事業である「国際瀧冨士美術賞(旧:瀧冨士美術賞)」を受賞した作家に依頼しています。
 今年は第27期(2006年)国際瀧冨士美術賞受賞者で彫刻家の本郷 芳哉氏に制作いただき、石で割ったガラスをステンドグラスとして再構築した作品『Inside-Outside』を展示します。これまでに培ってきた技術や知識、彫刻家としての視点を生かした、本郷氏ならではのオリジナリティあふれる作品となっています。

第70回「交通総合文化展2023」
主 催 :公益財団法人日本交通文化協会・「鉄道の日」実行委員会
開催期間:2023年10月20日(金)~10月25日(水)
展示時間:午前9時~午後7時
展示場所:JR上野駅 中央改札口外 グランドコンコース特設会場
入場料 :無料

30th logo
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*1872年(明治5年)10月14日、新橋・横浜間に最初の鉄道が開業したことを記念し、1994年(平成6年)に毎年10月14日を「鉄道の日」としました。今年2023年は、「鉄道の日」が制定されて30周年を迎える年です。

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