街並みの魅力・価値向上に貢献したことを評価
漫画家こうの史代氏原画・監修の広島高速交通アストラムライン 本通駅パブリックアート作品


©こうの史代/コアミックス
当協会が企画制作し、一般財団法人日本宝くじ協会の社会貢献広報事業の助成を受け、広島新交通1号線(愛称・アストラムライン)の本通駅に設置したパブリックアート作品『夕凪の街 桜の国』(ステンドグラス/原画・監修:こうの史代氏)が、このたび、第18回ひろしま街づくりデザイン賞アート部門を受賞しました。
この色鮮やかな大型ステンドグラスは、2020年2月29日にお披露目した当協会の542作品目の作品です。地元・広島市出身の、こうの氏の原画・監修のもと、代表作の一つ『夕凪の街 桜の国』をモチーフに、温かいタッチと色使いで光に映え、平和の尊さを伝えようという、こうの氏の思いが表現されています。原爆ドーム最寄りの駅に設置されたこの作品を通して多くの方に国際平和都市である広島の思いを伝えています。
「ひろしま街づくりデザイン賞」は、魅力ある街づくりを進めるために、良好な景観形成に貢献する建築物や看板・活動を、「建築物」、「アート」、「街並み」など7部門において一般公募し表彰するもので、広島市が平成6年より行っています。
このたびの受賞は、「街並みの魅力を向上させる優れたアート作品や工作物」を表彰するもので、当協会が企画制作・設置したパブリックアートが駅利用者はもとより広島の人々、国内外の来訪者の心に潤いと安らぎを与える作品であることが評価され、11月25日(金)に広島市で開催された「第18回ひろしま街づくりデザイン賞」表彰式にて松井一實広島市長より表彰状と副賞の銘板を授与いただきました。


日本交通文化協会は、パブリックアートを通じて新たな風格のある景観を創り、地域の魅力を向上し、芸術に慣れ親しむことで、今後も芸術・文化においても尊敬される街づくりに貢献してまいります。