漫画家 竹宮惠子氏原画・監修
徳島阿波おどり空港の新たなシンボルに
当協会と徳島空港ビル株式会社は、一般財団法人日本宝くじ協会の「社会貢献広報事業」の助成を受け、徳島阿波おどり空港旅客ターミナルビル3階出発ロビーに大型ステンドグラス『ZOMEKI – 悠久の二拍子 –』を設置しました。3月7日(月)に飯泉嘉門徳島県知事をはじめ約20名が出席のもと、完成披露除幕式が開催されました。
作品の原画・制作監修を務めたのは、徳島市出身で『風と木の詩(うた)』や『地球(テラ)へ…』など幅広いテーマの代表作を生み出し、数々の賞を受賞している漫画家の竹宮惠子氏。
除幕式で竹宮氏は「(作品のタイトルにつけた)悠久の二拍子は、徳島に生まれて体にリズムが入ってしまい、踊ることによってしか外に出すことはできませんが、その思いを込めた絵を描くことも踊ってきたものだからできることかと思います。この作品に向かって全力投球できました。皆さんの気持ちの中に届くように願っています。」とあいさつされました。
出発ロビーに展示されているこのステンドグラスは、縦2.7メートル、横9メートルで、竹宮氏自身も「とにかく大きい」と見上げるほど。作品は鳴門の渦潮を背景に、中央には生き生きとした表情で4人の踊り子が舞い、竹宮氏を代表する漫画8作品の総勢30人のキャラクターたちが阿波踊りの桟敷席に集っています。
除幕式には竹宮氏のファンの方たちもかけつけ、華を添えていました。
※なお、徳島空港の出発ロビーは見学自由です。
この作品は当協会が設置したパブリックアートの550作品目となり、1972年に東京駅に第1号となるパブリックアート作品(ステンドグラス作品『天地創造』)を設置してから50周年にあたる年の記念すべき作品にもなっています。
パブリックアート作品紹介 徳島阿波おどり空港『ZOMEKI – 悠久の二拍子 – 』