関東4美大・芸大の41期受賞学生・推薦教員と出版関係者が出席
11月19日、日本交通文化協会 会議室で、「国際瀧冨士美術賞40年」出版記念座談会を実施しました。
例年、日本と海外の美大生と推薦教授を東京に招待し、授賞式・懇親会及び工房見学会を実施していましたが、今期(41期、2020年)は新型コロナウイルス感染拡大の影響のため中止し、関東の4美大に絞って受賞学生4名と指導教員1名を招いて座談会を行いました。優秀賞を受賞した学生4名は多摩美術大学・阿部祐生氏、東京藝術大学・荒川弘憲氏、日本大学・キムジョンウ氏、武蔵野美術大学・小林このみ氏で、このうち小林氏はグランプリも受賞しました。指導教員は小林氏を推薦された武蔵野美術大学教授の伊藤誠先生です。(なお座談会では、ソーシャルディスタンスの確保、マスク着用、会場の消毒・除菌・換気を徹底しました)
司会は美術ライター・ジャーナリストの永田晶子氏(元毎日新聞学芸部編集委員)が務め、「コロナ禍における創作活動」をテーマに、各美大における環境の変化、これがそれぞれの活動や作品に与えた影響など、個々の作品を紹介しながら語り合いました。
また、座談会終了後は会場をホテルに移し、交流会を催しました。座談会出席組のほか、40年誌の出版に関わった編集幹部・ライター・美術賞の元受賞者が参加しました。
中央公論美術出版社長の松室徹氏をはじめ、40年誌の取材にかかわったライターの方たちがそれぞれ思い出を語り、美術賞を核にしたさまざまな人の繋がりを改めて感じた一夜でした。