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TOP 矢印 ニュース: 国際展示場駅に手塚治虫氏キャラクターの陶板レリーフが登場


「Osamu Tezuka,Characters on Parade
手塚治虫キャラクターズ大行進」

完成披露除幕式が行われました

「Osamu Tezuka,Characters on Parade」
「Osamu Tezuka,Characters on Parade」
「Osamu Tezuka,Characters on Parade 手塚治虫キャラクターズ大行進」

 漫画家の故・手塚治虫氏の人気キャラクターが勢揃いした陶板レリーフの完成除幕式が3月18日、東京・国際展示場駅(東京臨海高速鉄道りんかい線)の改札内コンコースで催されました。この大型の陶板レリーフは、縦約2.6m、幅約8.8mで、原画は手塚氏が1976年に少年漫画雑誌の付録ポスター用に描いたイラストをもとに再構成したもので、36体の人気キャラクターが描かれています。題して「Osamu Tezuka, Characters on Parade 手塚治虫キャラクターズ大行進」。昨年は手塚治虫生誕90周年、今年は没後30年。今もなお世界中の人々に愛されている手塚漫画の魅力がたっぷりと詰まった作品です。

国際展示場駅の改札内コンコース
国際展示場駅の改札内コンコース
国際展示場駅の改札内コンコースで乗降客を迎えます

 手塚氏の長女で手塚プロダクションの取締役でもある手塚るみ子さんは除幕式のあとのあいさつで「国内外のクリエーターが創作のパワーをチャージするスポットになれば幸いです」と述べました。また漫画が陶板レリーフの形になったことについて「大変丁寧に作っていただきました」「陶板は土と水と火という自然の素材を使いながら、人間が自然と折り合いをつけながら知恵と工夫で造るもので、このことは手塚治虫自信が作品の中で伝えてきたことです。この作品がそうしたメッセージのシンボルとして伝わってくれると嬉しいです」と語りました。るみ子さんは作品を製作した「クレアーレ熱海ゆがわら工房」(静岡県熱海市泉)にも足を運び、監修してきました。

挨拶を述べる手塚るみ子さん。製作現場にも足を運び監修しました
挨拶を述べる手塚るみ子さん。製作現場にも足を運び監修しました
挨拶を述べる手塚るみ子さん。製作現場にも足を運び監修しました

 国際展示場駅にほど近い東京ビッグサイトでは毎年、アニメ・コミックのイベントが開催され、漫画ファンが訪れます。今回のパブリックアート作品を企画した日本交通文化協会の滝久雄理事長は「漫画ファンの方々は乗り降りの度に手塚先生のキャラクターを目にするわけで、イベントの玄関口を飾るものとしてこれほど相応しいものはありません」と挨拶しました。1970年代はじめからパブリックアートの普及・振興に取り組んできた同協会ですが、この作品は、一般財団法人日本宝くじ協会の「社会貢献広報事業」として助成を受け整備されました。当協会にとって通算531作品目のパブリックアートになります。

除幕後の記念撮影。漫画家の矢口高雄さん(右から2人目)、里中満智子さん(同3人目)も駆けつけてくださいました。
除幕後の記念撮影。漫画家の里中満智子さん、矢口高雄さんも駆けつけてくださいました。
除幕後の記念撮影。漫画家の矢口高雄さん(右から2人目)、里中満智子さん(同3人目)も駆けつけました

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