2018年12月24日クレアーレアート館にて、東京藝大と当協会の共催で音楽イベントを実施しました。
静岡県熱海市、神奈川県湯河原町の小学生や近隣住民の方など多くの人が参加しました。


この度、東京藝術大学と当協会の共催により2018年12月24日(月・祝)にクレアーレアート館(熱海市泉)にて『東京藝術大学の澤 和樹学長から 子どもたちへの音楽プレゼント』と題する音楽イベントを開催しました。
本イベントは、子どもたちの合唱や澤学長から子どもたちへのバイオリンレッスン、そして澤学長が率いる藝大有志による弦楽オーケストラの3部構成で行われ、東京藝術大学の澤 和樹学長による地域連携プロジェクト(※)の一環として、地域の方を対象としたものです。当協会としては地域や世界への芸術文化発信拠点としてクレアーレアート館を活用していくことを目的としています。今回はクリスマスという季節柄、音楽鑑賞とともに子どもたちを中心とした地域の交流や活性化の一助になればとの思いから企画しました。
クレアーレアート館は、近くのクレアーレ熱海ゆがらわ工房とともにパブリックアートの拠点として、これまで国内外の美大生を対象としたパブリックアートのワークショップを開催したり、東京藝術大学をはじめとする大学の研修施設として利用されてきましたが、音楽のイベントを開催するのは今回が初めてとなります。会場内ではクレアーレ熱海ゆがわら工房で製作されたステンドグラス作品も展示され、音楽と美術・工芸の初のコラボレーションをご来場の皆様に楽しんでいただけました。


まず1部では、熱海市と湯河原町の小学生約30名による合唱発表会を行ないました。事前に、東京藝術大学の黒川助手に指導を受けた生徒が、当日『大きな古時計』や『翼をください』などの歌を披露しました。合唱には、同大からピアノ奏者やパーカッション奏者、口笛の世界チャンピオンなども加わり、盛大に盛り上がりました。会場に響く澄んだ歌声に、来場者からの大きな拍手が送られました。


次に2部では、熱海、湯河原周辺在住の小中学生3名が、澤学長によるバイオリンの公開レッスンを受けました。レッスンは1人20分ずつ行なわれました。受講生はそれぞれ澤学長から的確なアドバイスを受け、みるみるうちに音色に変化が現れました。


最後に3部では、澤学長と藝大音楽学部弦楽器専攻の学生及び卒業生有志15名による弦楽オーケストラの演奏を行いました。ヴィヴァルディの『四季』などの本格的な演奏を行い、最後のアンコールではクリスマス曲のメドレーも演奏されました。
今回を機に、クレアーレアート館を芸術文化の発信拠点として、地域との交流施設として活用していきたい考えています。
【プログラム内容】
開場:13時
開演:13時30分
会場:クレアーレアート館 (熱海市泉22)
■第1部
熱海市・湯河原町の小学生による合唱発表会
■第2部
澤 和樹学長によるヴァイオリン公開レッスン
■第3部
東京藝術大学音楽学部 弦楽器専攻の学生及び卒業生有志によるコンサート
【主催】
東京藝術大学/公益財団法人 日本交通文化協会
【後援】
熱海市/熱海市教育委員会/湯河原町/湯河原町教育委員会
【協力】
株式会社 大村楽器店/クレアーレ熱海ゆがわら工房
※地域関連プロジェクトとは
東京藝術大学が「社会との連携や社会貢献に関すること」として、心豊かな活力のある社会の形成へ芸術のもつ重要性への理解を促す活動や、市民が芸術に親しむ機会の創出に努めることを目指して行われている活動のひとつです。