秋田県横手市出身の漫画家・矢口髙雄さんの代表作
自然豊かな秋田をアピールするパブリックアート
秋田空港2階出発ロビーに10月2日、漫画家・矢口髙雄さん原画によるパブリックアート「釣りキチ三平・山魚女群泳」がお目見えしました。 縦3.5メートル、横6.7メートルの陶板レリーフには、釣り竿を持つ主人公の少年・三平とヤマメの群泳シーンが鳥海山を背景に生き生きと描かれてます。
関係者が出席した除幕式で、矢口さんは「かつて漫画は害虫のように嫌われました。しかし 漫画家になる夢を捨てきれず、46年前、12年間勤めた銀行を辞めてマンガ家になる決意をしました。今日のような栄光が待っていようとは夢にも思いませんでした」と満面の笑みで語りました。秋田県出身の菅義偉・内閣官房長官は「私も釣りが大好きで、勉強をせずによくやりました。矢口さんの漫画は世界にアピールするもので、多くの外国人観光客を引きつけ て欲しい」と述べました。
このパブリックアートは、日本交通文化協会が一般財団法人日本宝くじ協会「貢献広報事業」の助成を受けて企画し、静岡県熱海市にある「クレアーレ熱海ゆがわら工房」に製作を依頼しました。除幕式では滝久雄・当協会理事長から秋田空港への陶板レリーフの目録の贈呈も行われ、同空港からは滝理事長に感謝状が手渡されました。