交通総合文化展2021
アーカイブズ

TOP 矢印アーカイブズ矢印 交通総合文化展2021

交通総合文化展2021 アーカイブズ

新日本観光写真 入選作品(34名 敬称略)

  • 国土交通大臣賞<br>「大好きな故郷(ふるさと)」 増田 俊次国土交通大臣賞
    「大好きな故郷(ふるさと)」 増田 俊次
    講評:生産者のご家族でしょうか。収穫した稲穂を手に満面の笑みを浮かべている姿に見ているこちらも自然と笑みがこぼれます。作者の巧みな話術と信頼関係の賜物でしょうが、周辺環境の捉え方含め画面構成力が素晴らしいですね。「人を通じてその土地の魅力を知る」のは観光の原点かもしれません。(清水 哲朗/写真家)
  • 環境大臣賞<br>「紅に染まる伊豆沼」 遠藤 芳雄環境大臣賞
    「紅に染まる伊豆沼」 遠藤 芳雄
    講評:国内で2番目にラムサール条約湿地に登録された宮城県伊豆沼・内沼。冬の早朝に数万羽のマガンが一斉に飛び立つ光景は何度見ても圧巻です。空の焼け具合、雲の形、日の出と絡めてマガンの大集団がこちらへ向かってくるショットを狙えるのはシーズンに何度もありません。限られたチャンスをモノにした傑作です。(清水 哲朗/写真家)
  • 九州旅客鉄道株式会社社長賞<br>「花のトンネル」 鹿島 和生九州旅客鉄道株式会社社長賞
    「花のトンネル」 鹿島 和生
    講評:種類の違う花々が一斉に咲く久大本線「豊後中川」駅の春の景色。そこへ特急ゆふいんの森号が入線してくる様子はこれ以上ないぐらいの共演でしょう。緊張感を描く縦位置構図で特急を点景として捉えていますが、絶妙な構図バランスにより花以上の存在感に写すことに成功。ホームと人を写し入れたことで余韻溢れる作品となりました。(清水 哲朗/写真家)
  • 公益社団法人日本観光振興協会会長賞<br>「朝まづめ」 段 スコール公益社団法人日本観光振興協会会長賞
    「朝まづめ」 段 スコール
    講評:大きく冷え込む朝だったのでしょう。温かな湖水と冷気がぶつかり霧が発生しています。半逆光ポジションからレンズを向けたことが功を奏し、霧と光芒が幻想的に描かれました。この光線状態だと湖面に浮かぶ船と釣り人はシルエットになりますが、これがよいアクセントとなりスケールを感じる絶景となりました。(清水 哲朗/写真家)
  • 一席<br>「洋野エモーション」 白山 健悦一席白山 健悦
  • 一席<br>「大空へ」 平野 敏幸一席平野 敏幸
  • 一席<br>「走れランナー、走れ新幹線」今井 智己ニ席今井 智己
  • ニ席<br>「雪降る夜の最寄り駅」 井口 晃志ニ席井口 晃志
  • ニ席<br>「盛夏」 小野木 文一ニ席小野木 文一
  • 三席<br>「太陽の誘導灯」 對馬 幸雄三席對馬 幸雄
  • 三席<br>「ただいま修行中」 長谷川 裕二三席 長谷川 裕二
  • 三席<br>「でんでんきたっ!」 秋澤 真希子三席秋澤 真希子
  • 三席<br>「クライマックス」 吉田 昌弘三席吉田 昌弘
  • U-22賞<br>「春風のテールライト」 内田 匠優U-22賞内田 匠優
  • 入選<br>「寒い朝」 山田 徹入選山田 徹
  • 入選<br>「航路はサバンナ」 工藤 光義入選工藤 光義
  • 入選<br>「紫陽花の夕映え」道信 タケオ入選道信 タケオ
  • 入選<br>「銀河鉄道ホタルの旅」 臼井 寛入選臼井 寛
  • 入選<br>「最後までよろしく」 久富 有純入選久富 有純
  • 入選<br>「煌めく冬の知床」 田村 悠也入選田村 悠也
  • 入選<br>「秘境の駅」団 芳男入選団 芳男
  • 入選<br>「ゴジラ出現」 石井 良明入選石井 良明
  • 入選<br>「水上のおひなさま」 河本 泉入選河本 泉
  • 入選<br>「銀河旅行」(3枚組) 秋篠 重仁入選秋篠 重仁
  • 入選<br&gt「朝もやをぬけて」 河野 潔入選河野 潔
  • 入選<br>「急げ!ワクチン」(3枚組) 立川 明入選立川 明
  • 入選<br>「秋の夜のコンチェルト」 相馬 達也入選 相馬 達也
  • 入選<br>「気合を入れて」 松原 朋美入選松原 朋美
  • 入選<br>「ただいま子育て中」 林 博入選林 博
  • 入選<br>「家路へ…」 鈴木 良昭入選鈴木 良昭
  • 入選<br>「秋の秘境」 三木 雅也入選 三木 雅也
  • 入選<br>「希望の天空(そら)へ」 水溜 恵子入選 水溜 恵子
  • 入選<br>「自然と共存」 森川 克巳入選 森川 克巳
  • 入選<br>「碧きサフィール」 谷口 晃都入選谷口 晃都

俳句 入選作品(16名 敬称略)

公益財団法人 日本交通文化協会
理事長賞
「線路まで静かな世界半夏生」 徳永 小雪
講評:目や耳の不自由な人に世界はどう映るだろうか。家を出て線路までの小さな旅。世界はしんと静まっているのだ。作者は聾学校に通う十七歳。百人いれば百の世界がある。(長谷川 櫂/俳人)
一席 「列車いま夕焼まみれの大河越え」 馬場 博美
講評:夕焼けに染まる大河。「夕焼まみれ」が一句に命を与えた。この世の荘厳を目の前にしているのだ。(長谷川 櫂/俳人)
二席 「青春が降り立つ駅や夏休み」 武田 大輝
三席 「遠ざかるホームの君は白きシャツ」 服部 弥生
「秋麗の電車にかるく眠りたり」 竹澤 聡
「駅を出て見知らぬ夏に紛れけり」 長谷部 俊夫
入選 「車窓からあの夏見てた羊蹄山」 渡邉 富士夫
「この景もいつか思い出車窓夏」 小野沢 竹次
「電車行く紀州路の花ちらほらと」 堀川 淳(和歌浦 竜)
「国鉄のころと変らぬ花の駅」 斉藤 浩美
「列車から花を愛でおり古希の旅」 田村 靖彦
「目覚めればどこかの駅や夏の月」 三玉 一郎
「移る季や次への切符は揚羽蝶」 河野 大和
「少年はひとり旅せよ夏休み」 坂本 恭子
「この夏が発車のベルでさようなら」 木村 弘治
「新幹線たてがみとなる夏の風」 山田 知明
俳句上位作品

溯瀧会(さくりょうかい)

交通総合文化展2021『溯瀧会』出品作家

日本画

  • 石踊 達哉
  • 烏頭尾 精
  • 大矢 紀
  • 押元 一敏
  • 川﨑 麻児
  • 川﨑 鈴彦
  • 中島 千波
  • 野地 美樹子
  • 平松 礼二
  • 松崎 良太
  • 宮廻 正明
  • 渡辺 信喜

洋画

  • 大津 英敏
  • 奥谷 博
  • 絹谷 幸二
  • 佐野 ぬい
  • 中山 忠彦
  • 野見山 暁治
  • ブライアン・ウィリアムズ
  • 山本 貞
  • 吉武 研司

ドローイング

  • 青木 野枝

  • 井茂 圭洞
  • 高木 聖雨

(敬称略 部門別 五十音順)

溯瀧会
身近な駅で著名作家の作品を鑑賞

2021年の溯瀧会(さくりょうかい)は、絵画・書などの世界で日本の第一人者である24名の芸術家が作品を出品してくださいました。日本画は川﨑鈴彦先生をはじめ12名、洋画も野見山暁治先生ほか9名、書は井茂圭洞先生と高木聖雨先生、彫刻家である青木野枝先生にドローイング作品をご出品いただきました。

パブリックアート普及活動特別展

2020~2021年に当協会が企画・協力したパブリックアート作品の紹介

駅や空港などの公共の場にアート作品を設置し、より豊かな環境づくりを提案する取り組みを紹介するコーナーです。2021年は青森空港にアートディレクターの森本千絵氏の原画を元にしたステンドグラス作品「青の森 へ」や東京メトロ銀座線日本橋駅に画家の山口晃氏の原画を元にしたステンドグラス作品「日本橋南詰盛況乃圖」、東京工業大学大岡山キャンパスに漫画家の大友克洋氏の原画を元にした陶板レリーフ作品「ELEMENTS OF FUTURE」などが完成、これらをパネルで紹介しました。また、今年は会場の上野周辺に設置されているパブリックアートを動画とイラストマップで紹介するコーナーや、当協会が推進する「1%フォー・アート」法制化への取り組みや台湾における「1%フォー・アート」の実例などの展示をいたしました。

会場の上野周辺にあるパブリックアートを動画とイラストマップで紹介
動画『パブリックアートを訪ねて 上野&浅草』
「1%フォー・アート」と当協会の取り組み、
台湾の「1%フォー・アート」の紹介

招待作家パブリックアート展

「天下」シュ・ニン

「天下」シュ・ニン
「天下」シュ・ニン

粘土で造形したさまざまなモチーフの陶作品

画家のシュ・ニンさんは国際瀧冨士美術賞第38期(2017年)の受賞者で、美術賞受賞を機に数々の賞を受賞しています。交通総合文化展2021の招待作家として、自身初となる陶板を素材とした作品に挑戦していただきました。

シュ・ニン 略歴:
1979年北京生まれ。北京の首都師範大学(油画専攻専科)卒業後、2006年家族とともに日本へ移住し、2020年多摩美術大学大学院修士課程絵画専攻修了。多摩美大4年生の時、第38期国際瀧冨士美術賞優秀賞を受賞。「シェル美術賞2019」入選、「アートアワードトーキョー丸の内2020」グランプリ、2021年第24回岡本太郎現代芸術賞入選。2012年1月には東京・六本木の小山登美夫ギャラリーで個展を開催。現在は神奈川県を拠点に制作活動をおこなっている。


左の壁面
左の壁面
細かな陶板パーツがちりばめられている
細かな陶板パーツがちりばめられている
右の壁面
右の壁面

会場風景

  • 公募展俳句部門の展示
  • 溯瀧会のコーナー
  • パブリックアート普及活動特別展
  • 招待作家・シュ・ニン氏作品

開催情報

ページトップヘ