第40期 国際瀧冨士美術賞の審査は、7月16日の第一次審査を経て、9月10日に本審査会が行われました。本審査の結果、日本からは優秀賞12名、特別賞2名が決まり、海外は韓国、中国、シンガポール、フランス、ドイツ、アメリカの6カ国から、優秀賞に7名、特別賞に1名が選ばれました。また、優秀賞の中で特に優れた授賞者にグランプリ(京都造形芸術大学・北村孝祐さん)、国際グランプリ(パリ国立高等美術学校・ジョアンナ ミラベルさん)を授与しました。
授賞式前日にクレアーレ熱海ゆがわら工房(静岡県熱海市)で行われた見学会では、ステンドグラスや陶板レリーフなどのパブリックアート作品の制作過程を、現物に触れながら学びました。午後からは、ステンドグラスと陶板レリーフの制作現場を見学、その後工房に隣接している多目的施設「クレアーレアート館」に移動し、ワークショップに取り組みました。学生たちのワークショップでは、プレート上で色とりどりのガラスや陶板のピースを組み合わせ、1時間後にはアートワークが完成。翌日の懇親会会場に飾られました。また、学生たちのワークショップと並行して、国内外の美術大学教員たちによる座談会が行われ、美術教育の在り方について意見が交わされました。
主催 | ![]() |
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対象校 | 【日本】愛知県立芸術大学、沖縄県立芸術大学、金沢美術工芸大学、京都市立芸術大学、京都造形芸術大学、女子美術大学、多摩美術大学、東京藝術大学、東京造形大学、東北芸術工科大学、日本大学、広島市立大学、武蔵野美術大学 【韓国】ソウル大学校、梨花女子大学校、弘益大学校 【中国】清華大学美術学院、香港教育大学 【シンガポール】ラサール芸術大学 【フランス】パリ国立高等美術学校 【ドイツ】シュトゥットガルト公立美術アカデミー、ベルリン芸術大学 【イギリス】ロンドン大学、ロンドン芸術大学 【アメリカ】アートセンター カレッジ オブ デザイン、プラット インスティテュート |
審査員 | 宮田 亮平(金工作家・東京藝術大学名誉教授)/大津 英敏(洋画家・日本芸術院会員)/大成 浩(彫刻家・日本美術家連盟理事)/日比野 克彦(アーティスト・東京藝術大学美術学部長)/青木 野枝(彫刻家)/国土交通省 鉄道局総務課長/東日本旅客鉄道株式会社 常務取締役/滝久雄(公益財団法人日本交通文化協会 理事長) |
ポスターなど |
![]() 国際瀧冨士美術賞 2019 第40期奨学生 募集ポスター(PDF: 1.7 MB) ![]() ![]() 国際瀧冨士美術賞 2019 第40期奨学生 募集要項(PDF: 3.9MB) ![]() |
審査員
東京藝術大学 名誉教授
日本芸術院会員
日本美術家連盟理事
東京藝術大学 美術学部長