熱海駅「花の郷」
はなのさと
ステンドグラス

ステンドグラス「花の郷(さと)」 原画・監修:平松礼二
熱海駅前広場 改札前天井 2016年11月25日完成 原画を見る

制作風景

作家より

平松礼二日本画家 太陽の光がキラキラと輝き、果てしなく広がる紺青の海、そして迫りくる豊潤な緑の山々。この地は人々の生命(いのち)の泉が湧き上がるところだ。人々が幾度の困難に落ち入っても何度でも蘇生できそうに思えてくる。
 日本の、日本人の美祖と信ずる尾形光琳師の代表作「紅白梅図」がこの地に安住している。この作品の前に立つ人は間違いなく日本人の美の在り処を感じとることだろう。そして日本人のくらしの中に永遠の喜びを再生してゆくだろう。
 私もご縁を頂き1988年から現在迄数度の作品発表をMOA美術館でさせて頂いた。極めは2015年に開催された「光琳アート 光琳と現代美術」で300年後に光琳の遺伝子を有する一人の画家として紹介された。喜びで体内の血が走り回った。日本人の世界に誇りうる差の在り処は様式美、装飾美、遊びごころにある。琳派・光琳が日本美の象徴だ。画紙からステンドグラスに変わったが太陽の光の下で私の紅白梅は咲き競っていてくれる。
 熱海の大自然の恵みの中で生命(いのち)ある全てに花が咲く。

作品によせて

熱海市 市長
齋藤栄
 この度、公益財団法人日本交通文化協会のご協力により、リニューアルされた熱海駅前広場に、日本を代表する日本画家・平松礼二先生に作成いただいた原画によるステンドグラスのパブリックアート「花の郷」が設置される運びとなりました。平松礼二先生をはじめ、ステンドグラスの製作・設置にご尽力いただきました関係者の皆様に対しまして、心から敬意と感謝の意を表します。
 「花の郷」は、熱海市内の工房で製作されたものであり、熱海市の花である梅が紅白に咲き誇り、海、温泉の象徴である青海波が描かれ、熱海を実感できる作品となっております。熱海ひいては伊豆の玄関口でもある熱海駅に設置するに相応しいステンドグラスです。
 今回、熱海駅は、1925年(大正14年)に開業以来の駅舎・駅ビルのリニューアルを行いました。熱海駅の利用者数は、1934年(昭和9年)の丹那トンネル開通が契機となり更に1964年(昭和39年)に東海道新幹線が開業したことで、飛躍的に増加しました。熱海市の発展は、熱海駅の発展と共にあると言っても過言ではありません。「花の郷」が熱海駅の新たなシンボルとして、観光客や来訪者を暖かく出迎え、魅了し、熱海駅そして熱海のまちと共に愛され続けることを願っております。

公益財団法人日本交通文化協会 理事長
滝久雄
 伊豆の玄関口・熱海駅のリニューアル、おめでとうございます。この記念すべき時に、パブリックアート作品を設置できましたことを大変うれしく思います。
 熱海市の花である“梅”をテーマにしたこのステンドグラス作品「花の郷」は、私たち日本交通文化協会の520番目の作品で、平松礼二先生が特別に描き下ろした原画をもとに、熱海市にあるクレアーレ熱海ゆがわら工房で製作されました。2020年東京オリンピック・パラリンピックを迎えるにあたり、本作品が、熱海駅を利用される国内・国外のみなさまを出迎え、見送るシンボル的存在として親しまれることを願っています。
 当協会は、1948年の設立以来、芸術・文化の振興のために積極的な取り組みを続けてきました。事業の柱となっているのは、「交通総合文化展」に代表される展覧会事業、「瀧冨士基金」「国際瀧冨士美術賞」に代表される育英事業、そしてパブリックアートの普及・振興事業です。
 それらの取り組みの基本になっている思いを言い表している言葉が、ハーバート・リードが残した次の一文です。
 「今、我々に描けているのは芸術家ではない。大衆である。芸術に意識を持つ大衆ではない。無意識的に芸術的な大衆である。」
 私たちは、公共の空間に設置されるアートが、誰もが無意識的に芸術に触れられるゆとりや潤いのある社会環境の実現の一助となることを願って事業を続けています。
 今回の作品にご協力、ご協賛いただいた多くの皆様に深く感謝するとともに、パブリックアートの普及をはじめ、当協会の取り組みに変わらぬご理解とご協力をお願いいたします。

東日本旅客鉄道株式会社 熱海駅市長
宮原智子
 熱海駅は、1925年(大正14年)の開業から91年を迎えて生まれ変わりました。地元の皆さまや観光で訪れるお客様にとってより便利で快適な駅になることを目指し、2014年より工事を行ってまいりましたが、この度、2016年11月25日をもって全体開業を迎えることとなりました。
 新たな開業にあわせて、伊豆の玄関口を彩る美しいステンドグラス「花の郷」が完成したことは、大変な喜びであります。ステンドグラスから降り注ぐ多彩な光は、日々駅を利用されるお客様への癒やしとなり、観光で訪れるお客様への高揚感を生み出すこと思っております。さらに、このステンドグラスをきっかけに人びととの会話が生まれ、声かけによりお互いに助け合うような環境が醸成されることを期待いたします。駅といたしましても、地元の皆さまやこのステンドグラスとともに、新しい熱海駅を育んで参りたいと存じます。
 作家の平松礼二先生、企画の公益財団法人日本交通文化協会、製作のクレアーレ熱海ゆがわら工房、多数の協賛者をはじめとしたご協力された皆さまに対し、駅を代表して心より御礼申し上げます。

作品データ

原画・監修平松礼二 企画日本交通文化協会
場所熱海駅前広場 改札前天井 マップ 製作クレアーレ熱海ゆがわら工房
設置時期2016年 11月25日 協賛東日本旅客鉄道株式会社、湘南ステーションビル株式会社、ホテル ニューさがみや、MOA美術館、東急グループ、熱海商工会議所、一般社団法人熱海市観光協会、熱海温泉ホテル旅館協同組合、株式会社静岡銀行、三島信用金庫、東海自動車株式会社、富士急行株式会社
種類ステンドグラス ニュース伊豆の玄関口を彩るステンドグラス「花の郷」
サイズたて 約3.5m × よこ 約6.1m
キーワード梅 、青海波 、鳥

作品データ

原画・監修平松礼二
場所熱海駅前広場 改札前天井 マップ
設置時期2016年11月25日
種類ステンドグラス
サイズたて 約3.5m × よこ 約6.1m
キーワード梅 、青海波 、鳥
企画日本交通文化協会
製作クレアーレ熱海ゆがわら工房
協賛東日本旅客鉄道株式会社、湘南ステーションビル株式会社、ホテル ニューさがみや、MOA美術館、東急グループ、熱海商工会議所、一般社団法人熱海市観光協会、熱海温泉ホテル旅館協同組合、株式会社静岡銀行、三島信用金庫、東海自動車株式会社、富士急行株式会社
ニュース伊豆の玄関口を彩るステンドグラス「花の郷」

マップ

詳細マップ

この付近のパブリックアート

ステンドグラス
2011年 1月24日
熱海市役所泉支所
「水面の景」
(4.4km)
MAP >

ガラスモザイク
1987年 11月
(現在非展示)
「四季の花」
(4.5km)
MAP >

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