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新函館北斗駅「ムクムク 水と光と大地に捧げる詩」
むくむく みずとひかりとだいちにささげるうた
ステンドグラス

LED内照式ステンドグラス「ムクムク 水と光と大地に捧げる詩」 原画・監修:五十嵐威暢
JR北海道 新函館北斗駅 自由通路 2016年3月19日完成

制作風景

作家より

五十嵐威暢彫刻家、デザイナー 現代アートは一般的に美術館やギャラリーといった鑑賞するための特別な空間に展示されることが多く、効率よく美術に触れる意味で大きな役割を果たしています。一方、20世紀半ばからは、公共的な日常空間に美術作品を設置するパブリックアートが現れました。新函館北斗駅の「ムクムク」は、まさにその流れに位置づけられる作品です。日々の営みの質を上げるために、公共空間の役割を充実する上で、アートが担う役割は大きいと感じています。今回の制作にあたっては、豊かに満ちあふれる水、輝く光、大沼国定公園に代表される道南の美しい自然が拡がる大地が最初に浮かび上がって来ました。そのことがルーチェ・アルテの制作に私を向かわせる原動力になったのです。また、歴史的にステンドグラスが多いエリアだったことも理由のひとつでした。永い歴史によって培われたドイツ製の美しい手吹きガラスと科学技術の最先端の成果であるLED光源の組み合わせによって、光の造形(ルーチェ・アルテ)は美しい光と色とその輝きを駅空間に実現してくれたと思います。過去のステンドグラス作品の枠を破る(矩形や円の額縁からの解放)新たな挑戦でしたが、意欲的に取り組んだクレアーレ工房の仲間と、精緻な金属加工をされた連携工場の皆さんの技術の結晶として完成しました。パブリックアートの実現には多くの関係者の方々の理解と協働が鍵となります。作家として、また道民のひとりとして、心から感謝申し上げます。今後、新函館北斗駅を利用される方々に、「ムクムク」を通じて、北海道の自然と人の美のエネルギー(元気)を感じていただけたら幸いです。

制作ノート

 このステンドグラスは北海道新幹線開業記念として制作されました。大沼国定公園を中心にひろがる北海道道南の豊かな自然は、清らかな水と光が溢れる大地の様子に象徴されています。山の存在感と湖面の輝きと花の彩りと樹木のざわめきが一体となって、人の心に未来と希望と元気を運んで来るように、ドイツの手吹きガラスによる、LEDを用いた新しい光の造形として作られました。

作品によせて

北海道知事
高橋はるみ
 このたび、公益財団法人日本交通文化協会のご協力により北海道新幹線の新駅である新函館北斗駅に、日本を代表する彫刻家・デザイナーで、多摩美術大学の学長も務められた五十嵐威暢先生に原画の監修をいただいたステンドグラスのパブリックアート「ムクムク 水と光と大地に捧げる詩」が設置される運びとなりました。この作品は、本道ご出身の五十嵐先生が、風光明媚で知られる道南の静謐な山々、光輝く湖面、美しい花々、そして樹木の生命力が一体となって人の心に未来と希望と元気をもたらして欲しいとの思いを込め、手吹きガラスを使った新たな表現で制作されたと伺っております。大沼の自然「水と光と大地」をテーマとしたこの美しい作品は、新幹線で訪れたお客様を真っ先にお迎えする場所にあり、豊かな自然が広がる北の大地に到着されたことを実感いただけるものと思います。五十嵐先生をはじめ、本作品の制作・設置にご尽力いただきました皆様に、心から敬意と感謝の意を表します。北海道には、道南地域はもとより、世界自然遺産の知床やパウダースノーで海外でも有名なニセコ、世界ジオパークに認定された洞爺湖、有珠山やアポイ岳など、国内外で高く評価されている観光資源が数多くあります。また、多様な農産物や新鮮な海の幸、きれいな水と広い大地が育んだ安全安心な乳製品をふんだんに使ったスイーツなど、食の魅力にあふれています。ぜひ、多くに皆様に北海道新幹線でお越しいただき、季節やエリアごとに多くの楽しみ方がある北海道を満喫していただきたいと思っております。この素晴らしき作品が長きにわたり愛され、新函館北斗駅のシンボルとして、訪れる人を魅了し続けることを願っています。

北海道旅客鉄道株式会社 代表取締役社長
島田修
 このたび、公益財団法人日本交通文化協会様のパブリックアート普及活動ならびに西武グループ様のご協力により、北海道新幹線新函館北斗駅自由通路への五十嵐威暢先生による「ルーチェ・アルテ(光のアート)」を設置することになりました。北海道のご出身であり、弊社の商業施設JRタワーとゆかりもある五十嵐先生をはじめ、関係者の皆様方に深く感謝申し上げます。古くは昭和29年の洞爺丸台風海難事故からはじまり、青函トンネルが営業線として開通した昭和63年から、多くの先人の努力と熱意と苦労のうえに3月26日、北海道新幹線が開通します。いよいよ、北海道における新幹線時代の到来です。新幹線のレールで全国が結ばれることは大きく、新たな交流や連携が生まれます。ぜひとも全国から多くの皆さまに新幹線にご乗車いただき、道南そして北海道をご旅行いただきたいと思います。そして、この作品が新函館北斗駅のシンボルとして、ご利用の皆さまに末永く愛されることを祈念しております。

東日本旅客鉄道株式会社 代表取締役社長
冨田哲郎
 このたびは、北海道新幹線そして新函館北斗駅開業、誠におめでとうございます。北海道新幹線の開業により、いよいよ新幹線で北海道と本州がつながることになりました。1964年に東海道新幹線が開業して以来、50年余の時を経て、この日を迎えることができました。関係者の皆さんのご尽力に改めて御礼申し上げます。新たに開業する新函館北斗駅の自由通路には、北海道ご出身の五十嵐威暢先生のデザイン・監修のもと、清らかな水と光が溢れる大地に象徴される道南の豊かな自然をモチーフとしたステンドグラスが設置されることになりました。駅は、多くの方々がつながり、また交わり、新たな出会いと感動を生みだす空間です。このステンドグラスが、北海道と本州を結ぶ新しい交通拠点となる新函館北斗駅にふさわしい、新しい未来を感じさせるシンボル的な存在となり、人々に新たなる活力と潤いをもたらしてくれるものになることと確信しております。当社としても、安全・安定輸送の提供をベースに、道南から北東北にかけてのエリアを一体的に捉えて広域観光エリアとしての魅了を磨き上げていくことに力を注ぎます。そのためのさまざまな施策を積極的に展開して、北海道と首都圏・東北地方との相互流動の活発化に加えて、海外からのインバウンド需要の増加も目指します。より多くのお客さまにご利用いただくことで、この素敵なステンドグラスが皆さんに末永く親しんでいただけることを願っております。 

株式会社西武ホールディングス 代表取締役社長
後藤高志
 この度は、北海道新幹線の新函館北斗駅開業に伴い、ここにすばらしいパブリックアートのお披露目を迎えることとなり、心よりお祝い申し上げます。ステンドグラス『ムクムク 水と光と大地に捧げる詩』は、北海道道南が誇る豊かな自然を表現していますが、清らかな輝きを映し出すそのデザインには、思わず佇んで見入ってしまう魅力を感じます。北海道の新たなメインゲートとも言える、新函館北斗駅に降り立った人達は、このステンドグラスを前にして、不思議と心が和んでいくととともに、その先に拡がる大沼国定公園に想いを馳せ、大自然に溶け込んでいくことでしょう。日本在住の方々も、まさにこの地からスタートして、雄大な北海道を満喫いただけることでしょう。『ムクムク 水と光と大地に捧げる詩』はまさにそういった思いが凝縮されたアートであると、私は思っています。そしてその設置にあたり、西武ホールディングス、並びにプリンスホテルが、協賛という形で少しでも関われたことを、大変嬉しくお思いますとともに、お声がけいただきました日本交通文化協会様、JR北海道様、そして素晴らしい作品を制作いただきました五十嵐先生に、厚く御礼申し上げます。弊社グループのプリンスホテルは、北海道に、函館大沼プリンスホテルを始めとして6つのホテルを構えており、ゴルフ場やスキー場も運営しています。これからも、グループ宣伝で謳っております「常に、地域社会の一員として行動します。」の精神により、グループをあげて北海道民の皆様と歩み、北海道の地に根差して観光振興に努めてまいります。結びになりますが、この作品が、新函館北斗駅を訪れる多くのお客様の旅の想い出として、幾久しく記憶に残ることになれば、これほど誇らしいことはありません。作品にはそれだけの力が宿っているもの確信しております。

公益財団法人日本交通文化協会 理事長
滝久雄
 北海道新幹線開業おめでとうございます。この記念すべき時に、新函館北斗駅にパブリックアート作品を設置できましたことを大変うれしく思います。将来の北海道新幹線を見据えて青函トンネルが着工されたのは52年前の1964年です。1988年にトンネルが開通し、さらにそれから28年。いま鉄道立国として一つの到達点を迎えました。世界に誇る新幹線が青函トンネルを通って北海道へと走ることは、北海道・東北の観光にとって大きな目玉となるものです。本作品が、北の起点となる新函館北斗駅を訪れる国内・国外からの旅行者うぃ出迎えるシンボル的存在として親しまれることを願っています。私たち日本交通文化協会は、1948年の設立以来、芸術・文化の振興のために積極的な取り組みを続けてきました。事業の柱となっているのは、「瀧冨士基金」「国際瀧冨士美術賞」に代表される育英事業、そしてパブリックアートの普及・振興事業です。それらの取り組みの基本になっている思いを言い表している言葉があります。ハーバート・リードがその著書『芸術の意味』の中に残した次の一文です。「今、我々に欠けているのは芸術家ではない。大衆である。芸術に意識を持つ大衆ではない。無意識的に芸術的な大衆である」私たちは、公共空間に設置されるアートが、誰もが無意識的に芸術に触れられるゆとりや潤いのある社会環境の実現の一助となることを願って事業を続けています。今回の作品にご協力いただいた北海道旅客鉄道様、株式会社西武ホールディングス様はじめ多くの皆様に深く感謝するとともに、今後のパブリックアートの普及をはじめ当協会の取り組みに変わらぬご理解とご協力をお願いいたします。

作品データ

原画・監修五十嵐威暢 企画日本交通文化協会
場所JR北海道 新函館北斗駅 自由通路 マップ 製作クレアーレ熱海ゆがわら工房
設置時期2016年 3月19日 協賛株式会社西武ホールディングス 
種類ステンドグラス ニュース北海道の新たな玄関口・新函館北斗駅に“ルーチェ・アルテ”が誕生
サイズ幅 15.7m × 縦 4.0m 内に ステンドグラスフレーム 5基
キーワード水 、光 、大地

作品データ

原画・監修五十嵐威暢
場所JR北海道 新函館北斗駅 自由通路 マップ
設置時期2016年3月19日
種類ステンドグラス
サイズ幅 15.7m × 縦 4.0m 内に ステンドグラスフレーム 5基
キーワード水 、光 、大地
企画日本交通文化協会
製作クレアーレ熱海ゆがわら工房
協賛株式会社西武ホールディングス 
ニュース北海道の新たな玄関口・新函館北斗駅に“ルーチェ・アルテ”が誕生

マップ

この付近のパブリックアート

陶板レリーフ
2016年 9月
札幌もなみふれあいパーク
「つなぐ光」
(132.5km)
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ステンドグラス
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札幌駅
「黎明」
(141.6km)
MAP >

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