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TOP 矢印 ニュース: 《提言「1%フォー・アート」シンポジウム2019》開催

パブリックアートの普及を目指して
「1%フォー・アート」の法制化を推進

法制化への機運を高めるための日本美術家連盟からの提言

日本美術家連盟が主催するシンポジウム「提言1%フォー・アート」が7月12日、古賀政男音楽博物館(渋谷区代々木上原)のけやきホールで開催されました。

本シンポジウム 登壇者
本シンポジウム 登壇者

本シンポジウム 登壇者

公共工事費の1%を文化芸術にあてる「1%フォー・アート」(以下「1%」)は欧米をはじめアジアでは韓国、台湾が法制化されています。日本でもこの法制化を実現しようとの趣旨でもたれました。

入江観氏(洋画家、日本美術家連盟理事)がコーディネーターとなり、まず工藤安代氏(NPO法人アート&ソサエティ研究センター代表理事)が基調講演で、米国の「1%」の歴史を詳細にたどり、今日では「1%」が一大産業となっている現状を明らかにしました

工藤安代氏による基調講演

工藤安代氏による基調講演

続いてノーベル化学賞受賞者で文化芸術に造詣の深い野依良治氏は、「1%」が納税者に受け入れられるためには「芸術は人類の生存に不可欠」という点からの論理構築が必要で、「1%」の法制化要求が文化芸術関係の圧力団体の予算獲得運動と思われてはならないと説得力をもって語りました。大津英敏(洋画家)、米林雄一(彫刻家)の両氏も芸術家の視点から「1%」と深くからむパブリックアートについて説明しました。

野依良治氏によるプレゼンテーション
野依良治氏によるプレゼンテーション

野依良治氏によるプレゼンテーション

日本交通文化協会からパネリストとして出席した常任理事の西川恵氏は、フランスの「1%」を中心に紹介。文化遺産の修復などに積極的に活用されていることや、文化省のホームページでは「1%」にかかわる新規プロジェクトが常にアップされ、若いアーティストに応募の機会を提供していることを説明しました。

西川恵氏によるプレゼンテーション
西川恵氏によるプレゼンテーション

西川恵氏によるプレゼンテーション

今回のシンポジウムは「1%」法制化へ向けた運動のいうならばキックオフ。「1%」への認識を広げ、合わせて「1%」と密接に絡むパブリックアートについて世論の理解を深めるため、今後もいろいろな形で企画を展開していくことを申し合わせ、シンポジウムは締めくくられました。

なお今秋、東京ではデザインとアートのフェスティバル「DESIGNART TOKYO(デザイナート トーキョー)2019」が開催されます(10月18日~27日)。フェスティバル実行委員会では「1%」の推進と法制化を目指して署名活動を実施しており、今回のシンポジウム会場でも実行委員会のメンバーが「1%」を呼びかけるカードを配りました。

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